フランス シャンパーニュ

シャンパーニュ

シャンパンで親しまれる「シャンパーニュ
勘違いされてる方が多いのですが、発泡性があるものを「シャンパーニュ」と呼ぶのではないのです。
フランス北東部にあるシャンパーニュ地方で生産されたブドウのみを使用し、
炭酸ガスによる発泡性を生み出すために瓶内二次発酵を行った上で、
最低15ヶ月以上の熟成を行った発泡性ワインのことを指します。
ですので、シャンパーニュ地方以外で生産された発泡性ワインはシャンパーニュとは呼ばれず、呼んでもいけないのです。
より正確を期すならば、AOC(原産地統制呼称)という認証制度で規定されているのですが、
シャンパーニュ地方でも特定の地域で生産された特定品種のブドウを使用し定められた醸造法に従わなければいけないことになっています。

シャンパーニュ地方では発泡性ワインの他に、赤ワイン、白ワイン、ロゼワインが生産されており、 シャンパーニュを含めたワインをもとにブランデーやデザート酒も生産されています。
さらに一部では、シャンパーニュ地方で生産される麦を使い、ウィスキーすらも生産されています。

シャンパーニュ以外のスパークリングワイン

初の発泡性ワインと言われているリムーを始め、アルザスやロワール、ブルゴーニュ、ボルドーなど各地で シャンパーニュと同じ方式で生産されるクレマン(Crémant)の他、 様々な製法で造られるムスー(Mousseaux)、そして弱発泡性のペティヤン(Pétillant)が存在しています。
(クレマンはAOCで規定がありますが、ムスーにはAOCで指定されているもの、されていないものまで様々な種類があり、 数多くのものが市場で見られます。)

イタリアのスプマンテ、スペインのカヴァ、ドイツのゼクトなど各国で生産されており、 シャンパーニュ方式による製法だけでなく、様々な製法のものが存在しています。

格付け

ボルドーではシャトー単位ブルゴーニュでは区画単位で格付けが行われていますが、 シャンパーニュ地方では村単位で格付けが行われています。
つまり栽培単位を「村」とし、その一つ一つに対して格付けが行われています。
この格付けでは、各村に対し80~100%までのパーセンテージでの格付けが行われ、 このパーセンテージに応じた価格でブドウの取引価格が算出される仕組みとなっています。

この格付けの中で100%の格付けが行われた村はグラン・クリュ(Grand Cru)17ヶ村、 90~99%の格付けが行われた村はプルミエ・クリュ(Premier Cru)44ヶ村となっています。

甘辛度

一口にシャンパーニュと言っても、味は様々です。
以下の甘辛度を参考に、好みのシャンパーニュを探すのに役立ててください。

糖分量 説明
3g/L以下 ブリュット・ナチュール(brut nature), パ・ドゼ(pas dosé), ドサージュ・ゼロ(dosage zéro) 一般に極辛口とされます。
6g/L以下 エクストラ・ブリュット(extra-brut) 一般にこちらも、極辛口とされます。
12g/L以下 ブリュット(brut) 一般に辛口とされます。
12~17g/L エクストラ・セック(extra-sec)またはエクストラ・ドライ(extra-dry) 一般に中辛口とされます。
17~32g/L セック(sec) 一般に中甘口とされます。
32~50g/L ドゥミ・セック(demi-sec)一般に甘口とされます。
50g/L以上 ドゥー(doux) 一般に極甘口とされます。
※この規定は2009年に改訂されたものになります。

種別

シャンパーニュには、独特の種別があります。
さまざまな特性を端的に表すために、各種の種別名称が設定以下のものになります。

名称 説明
Blanc de Blancs
ブラン・ド・ブラン
白ブドウであるシャルドネのみから作られたシャンパーニュで、 繊細さとフレッシュさ、そして生産地にもよりますがミネラル感が身上のシャンパーニュとなり、
春や夏に飲むのがおすすめです。
Blanc de Noirs
ブラン・ド・ノワール
黒ブドウであるピノ・ノワール、ピノ・ムニエの一方または両方から作られたシャンパーニュです。
黒ブドウを使用していても、果皮をすぐに剥がすため色づきはほとんどしていません。
現在ではピノ・ノワール100%のものが一般的となっていますが、ピノ・ムニエ100%のものもあり、長きにわたって後者が主役となっていました。
力強さとしっかりとした構造、そして果実味が身上のシャンパーニュとなります。
味わい深さが特徴でもあるブラン・ド・ノワールは秋や冬に飲むのがおすすめです。
Rosé Champagne
ロゼ・シャンパーニュ
ピンク色のシャンパーニュ
色付けを行う方法が2種類あり、フランス国内でも2種類の醸造法が許されているのはシャンパーニュのみとなっています。
Millesimé
ミレジメ
ヴィンテージ・シャンパーニュのことを指します。
特定の年(基本的に良年)に収穫されたブドウが80%以上使用されているワインで構成されるシャンパーニュ。
生産者の威信をかけたものとして高級クラスのシャンパーニュに多くラインナップされており、長い熟成に耐えられるものが多く見られます。
Grand Cru
グラン・クリュ
格付け100%の畑で生産されたブドウからだけで作られたシャンパーニュを指します。
Premier Cru
プルミエ・クリュ
格付け90~99%の畑で生産されたブドウからだけで作られたシャンパーニュです。
格付け100%の畑で生産されたブドウと格付け90~99%の畑で生産されたブドウを混ぜて作られたシャンパーニュもこの名称となります。