フランス ブルゴーニュ

ブルゴーニュ

ブルゴーニュ地方のワイン生産地は、ディジョンから南へ広がるコート・ドールとその南部地域と、ディジョンとパリの中間地点のシャブリ地区にあります。
比較的冷涼な大陸性気候で、単一品種で作るワインは基本的にはエレガントなスタイルですが、ブドウが栽培される地域や畑の区画によって様々な個性を見せてくれます。

コート・ドール
コート・ドールはフランス語で「黄金の丘」を意味し、秋になるとブドウの樹が黄葉して黄金に輝く事からその名が付けられたと言われます。
コート・ドールは、ブルゴーニュワインの中心地とも言うべく2つの銘醸地「コート・ド・ニュイ」と「コート・ド・ボーヌ」が位置する県名です。
その2つの銘醸地を合わせた俗称として「コート・ドール」と呼ぶこともあります。

  • コート・ド・ニュイ(Côte de Nuits)
    最高峰赤ワインを生むブルゴーニュワインの名産地です。
    男性的なワインを生むジュヴレ・シャンベルタン村、女性的なワインを生むシャンボール・ミュジニー村、 高級ワインの代名詞のロマネ・コンティの畑があるヴォーヌ・ロマネ村などもこの地域にあります。
  • コート・ド・ボーヌ(Côte de Beaune)
    最高峰白ワインを生むブルゴーニュワインのもう一つの名産地です。
    コルトン・シャルルマーニュモンラッシェなどの白のグラン・クリュが有名な他、 品質の高いプルミエ・クリュがある村が連なり、生産量では赤ワインの方が多く、その品質も確かなものです。
  • シャブリ(Chablis)
    日本人には耳慣れた地域のシャブリ
    ブルゴーニュの中心地から少し外れた北西の生産地で、 冷涼な気候と「キンメリジャン」と呼ばれる貝殻などの化石が露出した土壌から作られるシャルドネからは、 豊富な酸とミネラルを含んだ辛口の白ワインが生産されます。
  • ボージョレー(Beaujolais)
    そして、もうひとつ日本人には耳慣れた地域のボージョレー
    ブルゴーニュ最南に位置します。
    毎年11月第3木曜に解禁される新酒「ボージョレー・ヌーボー」が有名な産地。
    ガメイを使ったカジュアルな赤ワインが多く作られています。

格付け

テロワールの概念が、ワインの個性を造ると考え、フランスのAOC制度の基盤となっているため、
ブルゴーニュでは、畑の区画が細かく、明確になされていて、それぞれが個別のAOC名を名乗っています。
大きく分けると、以下の4つに分類されます。

  • 特級-グラン・クリュ(Grandes Crus)
    AOC・Grandes Crus (特級)は、非常に高名な畑で、
    多くは、修道院に帰属していた中世からの歴史ある畑です。
    ラベルには、Montrachet(モンラシェ)、Corton(コルトン)、 Romanee-Conti(ロマネ・コンテ)等、大きく畑名が記されており、Grandes Crusと付記されることもあります。
  • 1級-プルミエ・クリュ(Premieres Crus)
    AOC・Premieres Crus (1級)は、村の中で、地質・地形・位置の良さで1級に格付けされた畑で、
    ラベルには、Vosne-Romanee(村名)+Les Buaux Monts(畑名)ないしPremieresCrusと付記されています。
  • 村名-コンミューン(Communales)
    AOC・Communales (村名) は、上記2つの属さない、良質なワインを造る村(複数の村に跨る場合も)の畑で、
    ラベルには、Vosne-RomaneやGeverey-Chambertin等のように、村名が表記されています。
  • 地域-地区(Sous-Region)& 地域(Regionales)
    AOC・Regionales (地域名)は、上記3つを除く広域のAOCで、Regionalesと呼ばれるブルゴーニュ全域に渡るものと、
    Sous-Regionと呼ばれる地区に限定されるものとがあります。

主な品種

ブルゴーニュは、全体の80%以上がシャルドネピノ・ノワールで占められています。
ほかにも、ボージョレー・ヌーボーで使用されるガメイアリゴテが栽培されています。
その他にも、栽培されているぶどう品種として、ソーヴィニヨン、セザール、ピノ・ブーロ、サシィ、ムロンなどの品種が全体の2%ぐらいで、 栽培をされています。