フランス ボルドー

ワインと聞くと最もイメージしやすいのはフランスではないでしょうか。
ブルゴーニュ、ボルドーという有名なワイン所を擁するワインの大産地です。
ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ地方の特徴をご説明致します。

フランスワイン

ワインの代表的産出国といって、だれもがいちばん最初にその名をあげるのがフランス。
ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュの三大銘醸地をはじめ、全土に広がる数々の有名産地を擁するワイン大国で、 ぶどう栽培面積は約85万8000haでスペインに次いで第2位ですが、ワインの年間生産量は約4567万hlを超え堂々の1位
もちろん量だけのことではなく、品質面においても世界最高水準として認められ、常にトップの座に位置しています。

ボルドー地方では、ブドウ畑を備えたワイナリーが「シャトー」と呼ばれています。
「シャトー」は厳密には醸造所を持つ「ブドウ園」を指しますが、所有者(生産者)と同義のように使われています。

ボルドー

ボルドーとは昔の言葉で、「水のほとり」という意味で、その名の通り、川のほとりに広がっている産地です。
長期熟成に向いた重厚なスタイルの赤ワインや、極甘口の貴腐ワインなどが有名で、 ワイナリーは「シャトー」と呼ばれ、独自の格付け制度があることでも知られています。
「ボルドーワイン」は「ワインの女王」と呼ばれることもあり、キメの細かさ、しっとりとした味が女性的と評されています。
ワインボトルもブルゴーニュワインと比べると、ボルドーは「スリムな、いかり型」をしたボトルが多いです。

生産地

ボルドーワイン地図 19世紀のヨーロッパで流行したフィロキセラ害において絶滅したと考えられていました。
しかし同じ頃にボルドーからチリに移植され害を逃れていたのですが、 チリでは長くメルローと勘違いされていたため、すっかり消滅してしまったと考えられていたのでした。

メドック地区(Médoc)

ジロンド川の左岸地域。比較的温暖な海洋性気候で、 砂利の多い水はけの良い土壌からはカベルネ・ソーヴィニョンを主体とした長期熟成タイプの赤ワインが作られています。
大きく2つの地区に分けられ、ジロンド川の最下流エリアが「メドック」上流エリアが「オー・メドック」となります。 オー・メドックは、格付けシャトーが集中するエリアで、「サン・テステフ村」、「ポイヤック村」、「サンジュリアン村」、「マルゴー村」などのコミューンがあり、 それぞれ村名のA.O.Cを名乗る事ができます。

グラーヴ地区(Graves)

ボルドー市の南部に位置し、グラーヴとは砂利の意味で、砂利を多く含む土壌ではカベルネ・ソーヴィニョンが多く栽培されています。
また赤ワインと共に高品質の白ワインも作られており、ソーヴィニョン・ブランを主体に栽培されています。

ソーテル地区(Sauternes)

ガロンヌ川左岸地域を指し、霧が発生しやすいエリアで、ブドウに貴腐菌が繁殖しやすく、 セミヨン種を主体とした世界最高峰の貴腐ワインの産地として知られています。

格付け

ボルドーの原産地呼称制度は地域名、地区名、村名のいずれかがラベルに記載され、限定されていくほど制限や規制が厳しくなっていきます。
ブルゴーニュのような畑名AOCはないですが、政府監督機関のINAOにより地域ごとに公式に定められたシャトーの格付け(シャトー・システム)が確立されいますが、 シャトー・システムはAOCとは別物であるため、ボルドーワインが解りにくいと言われています。
シャトー名の付くものをシャトーワインと呼ぶのに対し、地域、地区、村のAOC名が大きく表示されているものをゼネリックワインと呼びます。

主な品種

ボルドー地方のワインは、ブルゴーニュ地方のワインとは異なり、複数のブドウ品種からなるワインを調合して作られます。
主にボルドー産の赤に使用される品種は、カベルネ・ソーヴィニヨンカベルネ・フランメルローが中心で、 適度な酸味と甘みが溶け合う繊細な味わいからワインの女王と称されています。
白はソーヴィニヨン・ブランなどの品種が多く使用されるが、ソーテルヌ地区の貴腐ワインにはセミヨンが使用されています。